カルビーはフィリピンでのスナック菓子製造連結子会社Calbee-URCの全株式をURCに譲渡することを決めた。合弁契約は解消されるが、URCにライセンスを供与し、カルビーブランドの商品の製造・販売を継続する。譲渡価額は約3億5000万円で、譲渡予定日は2018年9月30日。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:カルビーはフィリピン市場への参入を目的にCalbee-URCを設立したが、業績が伸び悩んでいたため、URCに株式を譲渡することにした。しかし、ライセンス供与により、カルビーブランドの商品の製造・販売は継続されるため、フィリピン市場でのブランド認知度を維持することができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。